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☆努力の継続は実を結びます!② 浪人時代のお話。

いつも永福町駅前みんなのクリニックをご利用いただきありがとうございます。

私が医師を志したのは、実は高校卒業時でした。

それまでは、あまり勉強も熱心ではなく、成績も到底医学部には届かないレベルでした。

そのおかげで、医学部を目指すなら、浪人生活を余儀なくされてしまいました。

友人は医学部専門の予備校を誘ってくれましたが、当時学費が高価でしたので、

私は代々木ゼミナールに本科生として入学しました。

代々木ゼミナールでは、いくつかの自分への約束を課していました。

 

#1すべての授業を出ること。

#2予習復習を必ず実施すること。

#3自習は帰宅後に行い、予備校で分からないことがあったら、必ず先生に質問すること。

#4医学部を決してあきらめないこと。

 

浪人の初めに、これらを自分に課して、毎日休まず勉強に励みました。お休みはありません。

周囲の人たちとの学力の圧倒的な差を思い知らされていたので、休憩時間も勉強をしておりました。

昼食は、手軽なクラッカーやサンドイッチで済まし、入学時80kgあった体重は、

一年で60kgまで落ちてしまいました。(今思うと健康的なやり方ではないですね。。)

ここまでやっても、当時の医学部は歯が立たず、悔しい思いを何度も経験しました。

負けるものかと、気力を振りしぼっていましたが、何回かの浪人を経て、

私自身も、周囲も諦めたほうがいいのでは?という考えが、頭をもたげてきていました。

本当に、何もかもうまくいかず、もう駄目だと思った時、

浪人最後の年に神様が、医師になれといってくれました。

代々木ゼミナール3学期の数学の授業、不人気な先生でしたので、(先生ごめんなさい)

私一人のマンツーマンの授業でした。(他の人は自習に励んでいました。)

代々木ゼミナールで、マンツーマンは本当に異例なので、私も不安になってしまいましたが、

先生の熱意ある指導で、その時間を終えました。

授業の終わりに、その先生が、この授業が最後で代ゼミを退職するんだと話してくださいました。

先生の最後の授業に私がいなくて0人だったらと思うと。。。

本当に出席してよかったと目頭が熱くなったのを覚えています。

ところがびっくりしたのが、母校の入学試験の時です。この授業で習った内容が、

藤田保健衛生大学の入試に出題されたのです。これには驚いてしまいました。

そして、尚且つ2次試験では、私の希望していた小児外科の教授が面接官であったなどの

幸運が重なり(選考は適切だったとのことです。)、無事に藤田保健衛生大学医学部に

入学することができました。まさに神様が医師になれといってくれた瞬間でした。

この受験を経て、思うことは、諦めたらそこで止まるということです。

浪人を重ねた時、友人や、親しい人からも、他学部受験を勧められたりしました。

でも、信念を貫くことが、目標を達成する、たった一つの方法だったのです。

今の若い方にぜひ言いたいことです。あなたは、何にでもなれる可能性があります。

自分の信じた道を自ら切り開いてほしいと思います。

自分には無理では、なんて初めから考えてはいけません。

おのずと道は開けます。こういう私だって、お笑い芸人にはなれませんでしたし、

パイロットもテレビのディレクターもなれませんでした。

でも、一生をかけてできる、自分が信じた仕事を手に入れることができました。

きっと神様は努力する人に味方してくれると思います。

永福町駅前みんなのクリニック 奥村尚威

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