「水を飲ませると、また吐いてしまう」「ミルクはやめた方がいい?」「食べないままで大丈夫?」。お子さんの嘔吐では、受診までの過ごし方に迷うことが少なくありません。
秋の連休や外出中に困らないよう、飲ませ方・食事の戻し方・受診を急ぐサインを整理しました。主に生後6か月以降のお子さんを想定した案内です。生後6か月未満の赤ちゃんが繰り返し吐く、哺乳が悪い場合は、家庭での対処だけで済ませず早めに診察を受けてください。
呼びかけへの反応が乏しい、起こしても目が覚めにくい、呼吸が苦しそう、唇の色が悪い場合は119番へ。意識がはっきりしないお子さんには無理に飲ませないでください。
また、次のような場合も通常の予約を待たず、速やかに救急受診してください。
嘔吐は胃腸炎だけで起こるものではありません。下痢がないまま吐き続ける場合や、お腹の痛みが強くなる場合も診察が必要です。日本小児科学会監修「こどもの救急:吐き気」/Royal Children’s Hospitalの案内
嘔吐や下痢が続くと、水分と電解質が失われます。経口補水液は、それらを補うための飲み物です。一度にコップ1杯を飲ませるのではなく、まずスプーン小さじ1杯程度から、吐かないか様子を見ながら少しずつ増やします。飲める量が増えない、繰り返し吐く場合は、無理に続けず医療機関へ相談してください。こどもの救急「吐き気・おう吐時の看病ポイント」
大きいお子さんでも「のどが渇いたから」と一気に飲まず、少しずつ、こまめに飲むことが基本です。市販の経口補水液を使う際は、対象年齢や使用方法を確認してください。持病があり水分・塩分などの制限を受けている場合は、医師に相談しましょう。
経口補水液は、日常の清涼飲料とは目的や成分の割合が異なります。嘔吐・下痢のときに糖分の多いスポーツ飲料や炭酸飲料を大量に与えると、状態を悪化させることがあります。脱水への対処として何をどの程度飲ませるか分からない場合は、医師や薬剤師に相談してください。カナダ政府「経口補水液」/Royal Children’s Hospital
母乳は続けられます。吐きやすいときは少量ずつ、回数を分けて与えます。ミルクも一度にたくさん与えず、自己判断で薄めないでください。母乳やミルクを受け付けない状態は、受診を考えるサインです。英国NHS「下痢と嘔吐」
吐き気が強い間は食事を無理に勧めず、水分が取れるかを確認します。吐き気が落ち着き、本人が食べたがるようなら、年齢に合った食事を少量から戻しましょう。「下痢が完全に止まるまで何日も絶食する」という対応は不要です。Royal Children’s Hospitalの食事の案内
吐いたものは、可能ならスマートフォンで写真を撮ると診察の参考になります。ただし、撮影のために受診を遅らせないでください。「何回吐いたか」だけでなく、飲めるか・尿が出るか・反応や顔色が普段どおりかを一緒に確認します。こどもの救急の受診時の案内
当院の小児科では、嘔吐・下痢・腹痛について診察しています。経過と腹部を含む全身の状態を確認し、脱水の程度や、胃腸炎以外の病気の可能性も考えて対応します。必要に応じて専門医療機関につなぎます。当院の小児科案内
水分が十分に取れない、尿がいつもより少ない、症状が悪化する場合はその日のうちに相談してください。飲めていて元気があっても、嘔吐が続く・繰り返す場合は受診しましょう。
夜間・休日に受診先や緊急性に迷ったら、東京消防庁「#7119」へ。重い症状があるときは119番を優先してください。
予約優先です。予約枠が埋まっている場合は、予約なしでも受診できます。緊急症状がある場合は予約を待たず救急対応を優先してください。
永福町駅前みんなのクリニック
東京都杉並区和泉3丁目4-7/京王井の頭線「永福町駅」徒歩3分
お問い合わせ:03-3324-1000
水曜・木曜を含む平日は19時まで診療しています。臨時変更は公式ホームページをご確認ください。通常の診察予約は原則としてお電話では承っていません。
費用は診察・検査・処方の内容などで異なります。一律の金額ではないため、費用にご不安がある方は診察時にご相談ください。初診・費用のご案内
作成・情報確認日:2026年9月18日。一般的な情報であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。参考:日本小児科学会監修「こどもの救急」、Royal Children’s Hospital「Gastroenteritis」(2025年レビュー・更新)、英国NHS「Diarrhoea and vomiting」、カナダ政府「Oral rehydration solutions」、東京消防庁。海外資料の医療制度・登園基準は日本へそのまま適用していません。
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