結論:夜に耳を痛がっても、呼びかけに反応し、水分がとれ、痛みが落ち着くなら、翌日の小児科受診を目安にできます。一方、耳の後ろが赤く腫れる、ぐったりして反応が悪い、けいれん、呼吸が苦しい、強い頭痛や繰り返す嘔吐があるときは、通常の予約を待たず救急へ相談してください。
3か月未満の赤ちゃんで38℃以上の発熱がある場合は、夜間でも早めに医療機関へ相談してください。
子どもの中耳炎は、かぜやインフルエンザなどの上気道感染のあとに起こることがあります。東京都では2026年9月17日にインフルエンザが注意報基準を超えたと公表されました。発熱や鼻水に耳の痛みが加わったとき、保護者が迷いやすい「今夜どうするか」を整理します。
話せる子は「耳が痛い」「耳がつまる」と訴えます。まだ言葉で説明しにくい年齢では、次の変化が手がかりになります。
ただし、耳を触るだけでは中耳炎と決められません。外耳炎、耳あか、異物、のどや歯からの関連痛などでも耳を痛がります。診断には症状の経過と耳の中・鼓膜の確認が必要です。
次のどれかがあれば、通常のWEB予約を待たず、119または東京消防庁救急相談センター#7119へ相談してください。
耳の後ろの腫れや赤みは、まれですが乳様突起炎など緊急性のある病気のサインになり得ます。判断に迷う場合は、東京消防庁救急相談センター(#7119)をご利用ください。
綿棒を奥まで入れる、耳だれを栓でふさぐ、市販の点耳薬やオイルを自己判断で入れることは避けてください。鼓膜の状態によって適切な対応が異なります。子どもにアスピリンを使用しないでください。
中耳炎でも、すべてに抗菌薬が必要とは限りません。年齢、痛みや発熱の程度、鼓膜の所見、両耳か片耳か、経過などを踏まえて医師が判断します。米国CDCや英国NICEも、軽症では経過観察が選択肢になる一方、乳児、重症、改善しない場合などでは治療が必要になるとしています。
「耳が痛いから抗菌薬」「熱がないから中耳炎ではない」と自己判断せず、診察で確認しましょう。耳だれ、聞こえにくさ、痛みが2〜3日続く、いったん良くなって再び悪化した場合も受診の目安です。
当院の小児科では、耳の痛みと発熱・鼻水・せきなどの経過をうかがい、診察します。耳鼻咽喉科での専門的な検査や処置が必要と判断した場合は、適切な受診先をご案内します。
受診時は、マイナ保険証・医療証、お薬手帳、体温と症状のメモをお持ちください。耳だれがある場合は、ティッシュなどで外側だけを軽く拭き、色や量が分かる写真を残しておくと経過の確認に役立つことがあります。
臨時診療・休診は最新のお知らせをご確認ください。通常診療は予約優先ですが、WEB予約枠が埋まっている場合の受診方法はこちらの記事でご案内しています。初めての方は初診のご案内もご覧ください。
この記事は一般的な情報で、個別の診断に代わるものではありません。症状が強い、急に悪化した、保護者がいつもと違うと感じる場合は早めに医療機関へ相談してください。
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