最初に知りたい結論
赤ちゃんの肛門の横に、赤い腫れ・しこり・膿が見えるときは、肛門周囲膿瘍のことがあります。自宅でつぶしたり針を刺したりせず、小児科・小児外科へご相談ください。発熱、哺乳量の低下、ぐったり、赤みが広がる、痛がり方が強い場合は、予定日を待たず当日中の相談が安心です。
「おむつかぶれだと思っていたら、肛門の横だけが丸く腫れてきた」「膿が出たあと小さな穴のようなところが残っている」——乳児のおしりでは、このような変化が起こることがあります。見えにくい場所で、受診先も分かりにくいため、永福町・杉並区で相談先を探す保護者の方向けに判断のポイントを整理します。
肛門周囲膿瘍(こうもんしゅういのうよう)は、肛門の周りの皮膚の下に炎症が起こり、膿がたまった状態です。日本小児外科学会によると、生後1か月前後から1歳ごろの乳児に比較的よくみられ、決して珍しい病気ではありません。
皮膚から膿が出て腫れがいったん引いても、同じ場所が腫れたり膿が出たりすることがあります。膿の通り道が残った状態は「乳児痔瘻(にゅうじじろう)」と呼ばれます。見た目だけで、おむつかぶれ、毛包炎、皮膚の傷などと区別するのは難しいため、診察で確認します。
| おしりの変化 | 相談の考え方 |
|---|---|
| 肛門の横だけが赤く腫れている、触れると痛がる | 肛門周囲膿瘍を含めて診察が必要です。早めに小児科・小児外科へ。 |
| 黄色や白っぽい膿が出た、下着やおむつに膿が付く | 膿が出て腫れが引いても、再発や痔瘻の確認のためご相談ください。 |
| 同じ場所が何度も腫れる、小さな穴から膿が出る | 乳児痔瘻の可能性もあります。経過が分かる写真や発症日を持参すると役立ちます。 |
| 発熱、哺乳不良、元気がない、赤みが広がる | 当日中に医療機関へ相談してください。特に低月齢の乳児は早めの評価が大切です。 |
119番を考える状態
呼びかけへの反応が乏しい、呼吸がおかしい、けいれんが続くなど、おしりの腫れ以外にも明らかな全身の異常がある場合は、通常のWEB予約を待たず119番です。判断に迷うとき、15歳未満は#8000、東京消防庁救急相談センターは#7119で相談できます。
治療は、腫れや膿の程度、発熱などの全身状態、繰り返しの有無によって異なります。抗菌薬、排膿の処置、経過観察、専門医療機関への紹介などを診察後に判断します。すべての赤ちゃんに同じ治療が必要なわけではありません。
持ち物は、マイナ保険証または資格確認書、医療証、母子健康手帳、お薬手帳、替えのおむつです。患部の写真がある場合は、受付で見せる必要はありません。診察室で医師へお見せください。
当院は、内科・小児科・外科・小児外科を掲げ、公式の小児外科案内で肛門周囲膿瘍を対象疾患として掲載しています。赤みや腫れ、膿、再発の状況を診察し、当院で対応できない検査・処置や専門的な治療が必要な場合は、対応可能な医療機関をご紹介します。
「小児科か外科か分からない」という段階でも構いません。症状と月齢を確認し、必要な診療につなげます。初めての方は、院内の様子や持ち物をまとめた初診の写真ガイドもご覧ください。
通常診療はWEB予約の方を優先しています。予約枠が埋まっている場合も、公式案内では予約なしで来院可能です。ただし、ぐったりしている、呼吸がおかしいなど緊急性の高い症状では、クリニックの予約を待たず119番または救急相談をご利用ください。
※本記事は2026年9月21日時点の公開情報をもとに、一般的な受診判断の参考として作成しています。実際の診断・治療は、月齢、症状、診察所見によって異なります。
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