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子どもの便に血がついた|便秘の切れ痔?腸重積?救急受診の目安【永福町】

子どもの便の変化に気づき受診判断を考える保護者のイメージ
便に血が見えたときは、色と量だけでなく、腹痛・嘔吐・元気の有無を一緒に確認します。写真はイメージで、当院の患者さんではありません。Photo by Kelli McClintock / Unsplash License

先に結論です。硬い便の表面やトイレットペーパーに少量の鮮血がつく場合は、肛門が切れた「裂肛」が一因として考えられます。ただし、強い腹痛を繰り返す、嘔吐する、ぐったりする、顔色が悪い、血と粘液が混じる、黒いタール状の便、大量の出血がある場合は、便秘と決めつけず救急受診が必要です。

特に乳幼児の腸重積は、血便が出る前から進行することがあります。「血便が出るまで待つ」のは避けてください。

便に血がついたとき、最初に見る4点

  1. 色:鮮やかな赤、暗い赤、黒くタール状、赤い粘液など
  2. 量と場所:紙に少量、便の表面、便に混じる、便器が赤くなる
  3. 便の状態:硬い・太い、下痢、粘液がある、排便時に痛がる
  4. 全身状態:腹痛、嘔吐、発熱、顔色、元気、食事・水分、尿量

見た目だけで原因を確定することはできません。赤い食品などで便が赤く見えることもありますが、判断に迷う場合は受診してください。

便秘による裂肛を考えやすい様子

裂肛は肛門の皮膚が切れた状態です。硬い便や太い便のあとに、便の表面や紙へ鮮やかな赤い血が少量つく、排便時に痛がるという形で気づくことがあります。米国大腸肛門病学会も、裂肛でみられる症状として排便時の痛みと、便・紙につく鮮血を挙げています。

一度の少量出血でも、便秘や痛みが続くと、痛いから排便を我慢し、さらに便が硬くなる悪循環が起こり得ます。当院の小児外科案内でも、小児の便秘は生活習慣や体質が多い一方、治療が必要な病気が隠れる場合があるため、2〜3日以上排便がないときは相談を勧めています。

すぐ救急受診したい症状

  • 波があるような強い腹痛や激しい泣き方を繰り返す
  • 足をお腹へ引きつけて泣く、痛みの合間にぐったりする
  • 嘔吐を繰り返す、緑色のものを吐く
  • 血と粘液が混じった赤い便が出る
  • お腹が張る、触ると強く痛がる
  • 顔色が悪い、冷や汗、反応が鈍い、意識がおかしい
  • 黒くタール状の便、または明らかに多い出血

腸重積は、腸の一部が隣の腸へ入り込み、腸閉塞や血流障害を起こす病気です。急な腹痛が繰り返し、嘔吐やぐったりした様子を伴うことがあります。血便は典型的な所見の一つですが、出ないことも、遅れて現れることもあります。当院の診療案内でも腸重積症は小児外科の対象疾患に含まれていますが、緊急症状があるときは通常予約を待たず、救急医療機関へ向かってください。

意識や呼吸がおかしい、顔色が著しく悪い、動けないほどの状態なら119番を優先してください。判断に迷う場合は、東京都の救急相談センター#7119、子どもの夜間・休日の相談は#8000も利用できます。

子どもの腹痛や元気の変化を保護者が確認するイメージ
「出血の色」だけでなく、痛みの波、嘔吐、顔色、ぐったりしていないかを確認します。写真はイメージです。Photo by Vitaly Gariev / Unsplash License

当日〜早めに小児科・小児外科へ相談する目安

  • 少量でも血が繰り返しつく
  • 排便のたびに強く痛がる、便を我慢する
  • 2〜3日以上便が出ず、硬い便が続く
  • 発熱、下痢、食欲低下、体重減少がある
  • 肛門の周りが赤く腫れる、膿のようなものが出る
  • 便に血が混じっているように見え、裂肛か判断できない

元気で、硬い便のあとに鮮血がごく少量ついただけでも、繰り返す場合は予定受診で原因を確認しましょう。市販の浣腸・下剤・軟膏を自己判断で続ける前に、年齢、体重、腹痛や嘔吐の有無を含めて医療機関へ相談してください。強い腹痛や嘔吐がある場合に浣腸を使って様子を見るのは避けます。

受診までに記録すると役立つこと

  • 出血に気づいた時刻と回数
  • 便の色・硬さ・量、血が表面か中に混じるか
  • 最後に普通の便が出た日
  • 腹痛の始まり方、何分おきか、痛みのない時間があるか
  • 嘔吐、発熱、食事、水分、尿の回数
  • 飲んでいる薬、最近食べた赤い食品

可能なら便だけが写る写真をスマートフォンで記録してください。お子さんの顔や陰部を撮影する必要はありません。おむつや便そのものを持参するかは、受診先の指示に従ってください。

永福町駅前みんなのクリニックで相談できること

当院では小児科・小児外科として、便秘、肛門周囲の症状、腸重積症や腸閉塞などを含む消化管症状の初期評価を行います。診察では、経過、便の状態、腹痛や嘔吐の有無を確認し、お腹や肛門周囲の状態を診ます。緊急検査や処置が必要、または当院で対応できないと判断した場合は、対応可能な医療機関をご紹介します。

住所は東京都杉並区和泉3丁目4-7、京王井の頭線「永福町駅」から徒歩3分です。診療時間は平日9:00〜13:00・15:00〜19:00、土曜9:00〜13:00です。最新の休診・診療情報は公式サイトでご確認ください。

予約優先です。緊急症状がある場合は予約画面を待たず、119番または救急医療機関を利用してください。

子どもの便や腹痛について医師へ相談する保護者のイメージ
受診時は、出血の写真と症状の時系列が診療の助けになります。写真はイメージで、当院の医師・患者さんではありません。Photo by Vitaly Gariev / Unsplash License

よくある質問

赤い便なら必ず血ですか?

食品や着色料などで赤く見えることもありますが、見た目だけでは区別できません。腹痛、嘔吐、ぐったりなどがあれば食品のせいと決めつけず救急受診してください。

裂肛らしければ家で様子を見てよいですか?

元気で少量の鮮血だけなら緊急性が低いこともありますが、繰り返す出血、痛み、便秘は早めに相談してください。便を軟らかく保つ治療が必要な場合があり、年齢に合った方法を診察で決めます。

腸重積は血便が出てから受診すればよいですか?

いいえ。血便は遅れて出ることがあります。繰り返す強い腹痛、嘔吐、ぐったり、顔色不良があれば、血便を待たずに救急受診してください。

永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科

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参考資料

本記事は一般的な情報です。診断や治療は年齢・症状・診察所見で異なります。緊急性が疑われる場合は、記事や予約画面より救急受診を優先してください。

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