永福町駅前みんなのクリニック

永福町駅前みんなのクリニック

診察予約 オンライン診療

ブログ

健診で血小板が少ない|あざ・鼻血がなくても内科受診?【永福町】

結論:健診で血小板が少ないと指摘されても、1回の数値だけで免疫性血小板減少症(ITP)などの病気と決まるわけではありません。採血管の中で血小板が固まり、実際より少なく測定されることもあるため、結果票を持って内科で再確認することが大切です。一方、出血が止まらない、口の中から出血する、血尿・黒い便が出る、突然の強い頭痛や意識の異常があるときは、通常予約を待たず救急受診を優先してください。

検査室で血液検体を扱う様子のイメージ写真
血小板数は血液検査で確認します。写真はイメージです。Photo by Adrian Sulyok / Unsplash

この記事で分かること

  • 血小板が少ないときに、まず確認したいこと
  • 数値だけで病名を決められない理由
  • 119番・当日受診・予定受診の目安
  • 受診時に持って行くものと、当院で相談できること

血小板は「出血を止める」ために働く血液の成分です

血小板は、血管が傷ついたときに集まり、出血を止める初期段階を担います。血小板数が少なくなると、あざが増える、皮膚に赤紫色の細かな点が出る、鼻血や歯ぐきの出血が止まりにくい、といった症状が現れることがあります。

ただし、血小板が少なくても症状がない方もいます。また、出血のしやすさは血小板数だけでなく、低下の速さ、年齢、基礎疾患、けがの有無、アスピリンや抗凝固薬などの服薬によっても変わります。結果票の数字だけで「大丈夫」「危険」と自己判断しないことが重要です。

まず確認したいのは「本当に少ないか」と「以前からか」

健診結果に「PLT」「血小板」「血小板数」と書かれている欄を確認してください。単位は施設によって「万/μL」「×104/μL」「×109/L」など表示が異なるため、数字だけを比べず、その検査機関の基準範囲と判定を一緒に見ます。

確認すること 理由
過去の健診・採血結果 今回だけの低下か、以前から続いているかを判断する手がかりになります。
赤血球・白血球の値 血小板だけの異常か、他の血球にも変化があるかで確認内容が変わります。
あざ、点状出血、鼻血、歯肉出血 現在の出血症状は、受診の緊急度を考える大切な情報です。
薬・市販薬・サプリメント 薬剤が血小板数や出血しやすさに関係することがあります。
最近の発熱・感染症、飲酒、肝臓病 一時的な低下や背景疾患を検討する手がかりになります。

採血管の中で固まり、低く見えることもあります

採血後、検査に使う採血管の中で血小板が集まって固まると、機械が血小板として数えられず、実際より低い値になる場合があります。これは「偽性血小板減少」と呼ばれ、体内で本当に血小板が減っている状態とは異なります。

そのため、症状や他の検査値を確認し、必要に応じて再採血や別の方法での確認を検討します。自己判断で「検査ミス」と決めつけるのも、反対に「重い病気だ」と断定するのも避けましょう。

複数の採血管が並ぶ検査のイメージ写真
必要に応じて再検査を行い、値の再現性や他の血球を確認します。写真はイメージです。Photo by National Cancer Institute / Unsplash

血小板が少なくなる原因は一つではありません

血小板減少の背景には、検査上の見かけの低下のほか、最近の感染症、薬剤、肝臓や脾臓の病気、栄養状態、骨髄で血球を作る力の低下、免疫の異常など、さまざまな原因があります。

免疫性血小板減少症(ITP)は、他の明らかな原因を除外したうえで診断する病気です。難病情報センターは、血小板数が10万/μL未満になった場合にITPが疑われると説明していますが、10万/μL未満なら全員がITPという意味ではありません。2023年版の診断参照ガイドも、血算・血液像や他の疾患の除外などを組み合わせて判断する考え方を示しています。

受診の目安|数値と症状をセットで判断します

目安 症状・状況 行動
119番を優先 圧迫しても大量の出血が止まらない、吐血、意識がおかしい、けいれん、突然の激しい頭痛、片側の手足が動かしにくい、ろれつが回らない、頭を強く打った後に様子がおかしい 外来予約を待たず119番へ
当日中に相談 鼻血・歯肉出血が続く、口の中に血豆が増える、血尿、黒い便、広がる紫斑、月経出血が明らかに多い、健診機関から至急受診を指示された 当日受診できる医療機関へ。迷う場合は東京消防庁#7119
早めの外来受診 出血症状はないが基準範囲より低い、前回より低下している、複数回低値が続く、他の血球にも異常がある 結果票を持参し、再検査の時期と必要な検査を相談

難病情報センターは、一般に明らかな出血傾向は血小板5万/μL以下でみられやすく、1万~2万/μL以下では重い出血が起こり得ると説明しています。ただし、個人差や服薬の影響があり、数値が同じでも緊急度は同じとは限りません。健診結果に「至急」「要精密検査」などの指示がある場合は、その指示を優先してください。

受診までに避けたいこと

  • 処方薬を自己判断で中止しない:アスピリン、抗血小板薬、抗凝固薬などは、急に中止すると別の危険が生じることがあります。処方した医師または受診先へ相談してください。
  • 激しい運動や接触スポーツを控える:著しい低値を指摘された場合や出血症状がある場合は、転倒・打撲を避けます。
  • 市販の鎮痛薬を追加する前に確認する:一部の薬は出血しやすさに関係するため、薬剤師・医師に相談してください。
  • あざを強く揉まない:出血部位への刺激を避けます。

受診時に持って行くもの

受診前に症状と薬をメモするためのノートと鉛筆のイメージ写真
症状の始まった日、薬、過去の検査値をメモしておくと相談が進みやすくなります。写真はイメージです。Photo by Kelly Sikkema / Unsplash
  • 今回の健診結果票(判定欄だけでなく全ページ)
  • 過去の健診・血液検査結果
  • お薬手帳、市販薬・サプリメントの一覧
  • あざや点状出血の写真(出た日付も分かると有用です)
  • 鼻血・歯肉出血・月経出血などの回数と持続時間
  • 最近の発熱、感染症、予防接種、飲酒量、けがの有無

永福町駅前みんなのクリニックで相談できること

当院の総合内科では、健診結果を確認し、症状、過去の検査値、服薬状況、感染症や肝臓病などの背景を伺います。必要に応じて血液検査などを検討し、血液専門医による詳しい評価や高度医療が必要と判断した場合は、連携する医療機関への紹介を検討します。

「血小板が低いが何科へ行けばよいか分からない」「症状はないが再検査の時期を相談したい」という段階でも、まず総合内科へご相談ください。検査や治療の必要性は、診察と結果票を確認したうえで個別に判断します。

健診結果を持って内科へご相談ください

東京都杉並区和泉3-4-7/京王井の頭線「永福町駅」徒歩3分

診察をWEB予約する

当院の診療時間

当院は平日 午前9:00〜13:00、午後15:00〜19:00、土曜 午前9:00〜13:00に内科・小児科・外科・小児外科を診療します。WEB予約は24時間受け付けています。予約枠が埋まっている場合も予約なしで受診できますが、待ち時間は混雑状況により変わります。

ただし、大量の出血や意識障害など緊急性の高い症状がある場合は、当院の診療時間や予約を待たず119番へ連絡してください。救急車を呼ぶか迷うときは、東京消防庁救急相談センター#7119が24時間・365日対応しています。

大切な注意:この記事は一般的な受診判断の目安です。血小板数だけで診断や治療方針は決められません。健診機関や医療機関から個別の指示を受けている場合は、その指示を優先してください。

永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科

診察・ワクチン・健診の予約はWEBで24時間受付。予約なしの当日受診もできます。

▶ WEB予約はこちら

お電話でのご相談:03-3324-1000

参考資料

2026年9月23日作成。診療予定は臨時に変更される場合があります。最新のお知らせをご確認ください。

pagetop

© 永福町駅前みんなのクリニック