結論:痰に赤い筋や点が少し混じっただけでも、原因の確認が必要です。咳の刺激で喉が傷つくこともありますが、肺炎、気管支拡張症、肺結核、肺血栓塞栓症などが隠れる場合があり、見た目だけで原因を決めることはできません。
血が数筋より多い、出血が続く・繰り返す、息苦しい、胸や背中が痛い、脈が非常に速い、めまい・意識が遠のく、顔色や唇が青いときは、WEB予約を待たず119番へ連絡してください。少量でも血痰が出た場合は、できるだけ早く医療機関へ相談してください。
| 行動 | 目安 |
|---|---|
| 今すぐ119番 | 血が数筋・数点より多い/まとまった血が出る、出血が続く・短時間に繰り返す、息苦しさ、胸・上背部の痛み、脈が非常に速い、強いめまい・失神、顔色や唇が青い |
| 当日中に医療機関へ相談 | 少量でも初めての血痰、発熱や咳が続く、血液を固まりにくくする薬を服用中、同じ症状を繰り返す、原因がはっきりしない |
| 早めの予定受診 | 一度止まって体調が安定していても、血痰が出た事実は医師へ伝えてください。自己判断で長く様子を見続けないことが大切です |
救急車を呼ぶべきか迷う場合、東京都では#7119で救急相談ができます。ただし、呼吸が苦しい、意識がおかしい、出血量が多いなど明らかな緊急症状があるときは、相談電話を待たず119番へ連絡してください。
血痰・喀血は、気管や気管支、肺など呼吸器から出た血液を咳とともに出す状態です。鮮やかな赤色やさび色で、痰に筋状に混じることがあります。空気や粘液が混ざって泡立って見える場合もあります。
実際には区別が難しいことがあります。出血源が分からない場合も「血痰ではない」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。大量出血やふらつき、冷汗、息苦しさがあれば119番です。
血痰の原因は幅広く、症状だけでは診断できません。代表的には次のようなものがあります。
「少量だから軽い病気」「赤いから肺からの血」とは限りません。喫煙歴がある方、肺の病気を指摘されたことがある方、血栓症のリスクがある方、症状を繰り返す方は、その情報も受診時に伝えてください。片脚だけの腫れや痛みと息苦しさ・胸痛が同時にある場合は、深部静脈血栓症・肺血栓塞栓症の記事も参考にしつつ、緊急時は119番へ連絡してください。
抗凝固薬・抗血小板薬などを自己判断で中止しないでください。止めることで脳梗塞や血栓症の危険が高まる場合があります。また、市販のせき止めを追加する前にも、服薬中の薬との組み合わせを医師・薬剤師へ確認してください。
安全に撮影できる場合は、ティッシュや容器に出た血痰の写真が量や色の説明に役立つことがあります。ただし、撮影や記録のために119番や受診を遅らせないでください。
当院は総合診療科・内科で、血痰や長引く咳、発熱、胸の症状について初期評価を行います。症状、出血量、診察所見、服薬歴などから、当院で対応できる範囲を確認し、必要に応じて救急医療機関や専門医療へつなぎます。検査内容は症状により異なるため、診察前に決めつけることはできません。
夜間に続く咳については、夜に咳が止まらないときの受診目安も参考にしてください。血が混じった場合は、通常の咳だけの場合よりも早めに相談してください。
通常の診療時間は、月~金曜9:00~13:00・15:00~19:00、土曜9:00~13:00です。土曜午後・日曜・祝日は通常休診ですが、臨時診療は公式のお知らせをご確認ください。
重要:まとまった血が出る、呼吸が苦しい、胸痛、意識の異常などがある場合は、当院の予約を待たず119番へ連絡してください。
本記事は一般的な情報であり、個別の診断に代わるものではありません。症状が強い・悪化している場合は、記事を読み続けず救急要請または医療機関へ相談してください。
© 永福町駅前みんなのクリニック