健康診断の結果に「要再検査」「要精密検査」と書かれていたら、まず「症状がなくても、結果票を持って内科を受診する」のが基本です。「要再検査」は同じ検査をもう一度行って本当に異常かを確かめる区分、「要精密検査」はより詳しい検査で原因を調べる区分で、どちらも「放っておいてよい」という意味ではありません。会社の健康診断(労働安全衛生法に基づく健診)では、異常の所見があった方について事業者が医師の意見を聞く決まりもあり、本人の受診は会社の手続きとも関わります。
この記事では、判定区分の違い、会社側で進む手続き、条件を満たすと自己負担なしで受けられる「二次健康診断等給付」、そして永福町駅徒歩3分の当院での相談の仕方をまとめました。永福町・西永福・明大前・浜田山・方南町・下高井戸方面で働く方、事業所の担当者の方に向けた内容です。
健診の結果票には、A〜E などの判定区分が付いていることが多くあります。区分の名前や基準は健診機関によって異なりますが、人間ドックの判定区分(2026年4月1日改定)では次のように分けられています[1]。
| 区分 | 名称 | 意味の目安 |
|---|---|---|
| A | 異常なし | 今回の検査では基準の範囲内 |
| B | 軽度異常 | わずかな異常。生活習慣の見直しや次回の健診での確認が中心 |
| C | 要再検査・生活改善 | 同じ検査をもう一度行い、本当に異常かどうかを確かめる。あわせて生活習慣の改善を |
| D | 要精密検査・治療 | より詳しい検査で原因を調べる、または治療を始める必要がある |
| E | 治療中 | すでにその項目について治療を受けている |
「意味の目安」の列は、判定区分の名称から一般的に説明される内容で、実際の判定の根拠や次に受ける検査は、結果票を出した健診機関の説明に従ってください。同じ判定区分表では、たとえば血圧は収縮期 130〜139 かつ/または拡張期 85〜89 mmHg で B、140〜159/90〜99 mmHg で C、160 以上/100 以上で D、LDLコレステロールは 120〜139 mg/dL で B、140〜179 で C、180 以上(または 59 以下)で D とされています[1]。数字の意味が分からないときは、結果票をそのまま持って受診していただければ、診察で説明します。
会社の定期健康診断・雇入時健診は労働安全衛生法に基づくもので、結果が出たあとに事業者が行うことが決められています[2][3]。
つまり「要再検査」「要精密検査」の結果は、本人だけでなく会社(人事・総務の担当者)にも届いている情報です。再検査・精密検査を受けたら、その結果を会社に提出するよう求められることがありますので、提出の要否と期限を担当者に確認しておくと手続きが進めやすくなります。事業者側の6つの対応は、会社の健康診断のあと事業者がする6つのことにまとめています。
労災保険には「二次健康診断等給付」という制度があり、条件を満たす方は脳・心臓の状態を調べる二次健康診断と、医師・保健師による特定保健指導を労働者の自己負担なく受けることができます[4]。
| 項目 | 内容(島根労働局の案内より)[4] |
|---|---|
| 対象 | 直近の定期健康診断など(一次健康診断)で、「血圧検査」「血中脂質検査」「血糖検査」「腹囲の検査又はBMI(肥満度)の測定」の4つの検査すべてに異常の所見が認められ、かつ脳・心臓疾患を発症していない方(特別加入者を除く) |
| 補足 | 一次健診の担当医が異常なしと判断した項目があっても、産業医等が異常所見ありと診断した場合は対象になり得る |
| 給付の内容 | 二次健康診断(脳血管と心臓の状態を把握するための検査。1年度に1回)と、特定保健指導(二次健診1回につき1回) |
| 費用 | 労働者の自己負担なし |
| 請求 | 一次健診の受診日から3か月以内に、二次健康診断等給付の指定医療機関に請求する(やむを得ない理由がある場合は除く) |
「血圧・脂質・血糖・腹囲(BMI)の4つがそろって引っかかった」という方は、この制度の対象になる可能性があります。指定医療機関は都道府県の労働局のページで公開されていますので、お勤め先の所在地の労働局でご確認ください(この制度の対象になるかどうかにかかわらず、当院では結果票をもとに内科で相談いただけます)。
永福町駅前みんなのクリニックでは、健診の結果票を持ってきていただければ、内科で結果の見方と、再検査・精密検査の進め方をご相談いただけます。
項目ごとの受診の目安は、健診の心電図で異常を指摘された、健診で尿酸値が高い、健診で血小板が少ないの各記事でも説明しています。
当院では健康診断・雇用時健康診断を行っています。公式サイトに掲載している料金は、Aセット 6,500円(問診・身体検査・尿検査・胸部レントゲン)、Bセット 9,900円(Aの内容+採血)、Cセット 12,800円(Bの内容+心電図。視力・聴力の検査を含みます)で、会社指定の用紙を使う場合は別途1,200円、結果の郵送は別途500円です。セットに含まれない検査(レントゲン・尿検査・心電図)をセットに追加する場合の加算は4,000円です。健康診断・雇用時健康診断は、ご予約なしでの来院も可能です。採血を含まない健診は、検査内容によって当日に結果をお渡しできる場合があり、採血や特殊検査を含む場合は結果は後日になります。指定用紙・指定項目・特殊検査がある場合は、事前に 03-3324-1000 へご確認ください。詳しくは各種健診のページと、永福町で会社の健康診断・会社の健康診断の費用は誰が払う?をご覧ください。
A. 症状がなくても受診をおすすめします。「要再検査」は、同じ検査をもう一度行って本当に異常かどうかを確かめる区分です。血圧・血糖・脂質などは症状が出ないまま進むことが多く、再検査で問題なければ安心材料になりますし、異常が続いていれば早めに対応できます。
A. 結果票に時期の指示があればそれに従ってください。会社の健診では、事業者が異常の所見のある方について健診日から3か月以内に医師の意見を聞くことになっているため、会社から提出期限を示されることがあります。期限が分からないときは、人事・総務の担当者に確認してください。
A. 健診そのものは自費ですが、健診で指摘された項目について診察・検査を受ける場合は、内容によって保険診療として行えることがあります。どの検査を保険診療で行えるかは診察で判断しますので、保険証またはマイナ保険証と結果票をお持ちください。
A. 受診はできますが、どの項目でどの数値だったかが分かると診察が正確になります。健診を受けた医療機関や会社の担当者に、結果票の再発行や写しをもらえるか確認してみてください。
「要再検査」は同じ検査で確かめる区分、「要精密検査」は詳しい検査で原因を調べる区分で、どちらも症状がなくても受診が基本です。会社の健診では事業者が3か月以内に医師の意見を聞く決まりがあり、血圧・脂質・血糖・腹囲(BMI)の4項目すべてに異常があれば、自己負担なしの二次健康診断の対象になることがあります。結果票とお薬手帳を持って、永福町駅徒歩3分の当院の内科にご相談ください。
ご来院の前に
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永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科
健診の結果の相談は、平日は原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)。健康診断・雇用時健康診断は、ご予約なしでの来院も可能です。下のボタンは診察のWEB予約です。
お電話でのご相談:03-3324-1000
この記事は2026年10月17日時点の公開情報をもとに作成した一般的な情報です。判定区分や基準値は健診機関によって異なり、個々の方の対応は診察で判断します。
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