子どもが急に吐いたり下痢をしたりする感染性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスが原因のことが多く、これからの季節に増えます。東京都の週報では、2026年第42週(10月12日〜18日)の感染性胃腸炎は定点当たり3.08(前週3.63)で、杉並区は2.82でした[1]。ひとりが吐くと、きょうだい・お父さん・お母さんへ次々うつるのが、この病気のやっかいなところです。
この記事は、お子さんが吐いたあとに家庭で確かめたいこと7つを、東京都のパンフレットと東京都感染症情報センターの案内にそって整理したチェックリストです。飲ませ方は別の記事(子どもが吐いたら何を飲ませる?)に任せ、ここでは「うつさない」「悪くなるサインを見逃さない」に絞りました。永福町駅徒歩3分の当院(小児科・内科)は、平日は原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)。
東京都のパンフレットは、子どもや高齢者がぐったりしている、唇が乾燥しているなどの場合は、すぐに医療機関を受診するよう案内しています[3]。これに加えて、呼びかけへの反応が乏しい、呼吸が苦しそう、顔色が悪いときは119番を、夜間に迷うときは東京都の小児救急相談 #8000(平日 午後6時〜翌朝8時、土日祝・年末年始 午前8時〜翌朝8時。ダイヤル回線などからは 03-5285-8898)へ[4]。緑色のものや血の混じったものを吐く、強い腹痛があるときも、様子を見ずに受診してください。
東京都のパンフレットの手順では、処理する人以外は近づけず、処理する人は手袋とマスクを着けます。吐いたものはペーパータオルなどで外側から内側へ向かって、汚れた面を内側に折り込みながら静かに拭き取り、ビニール袋に入れて口を閉じます。処理のあとは必ず手を洗います[3]。乾いて舞い上がる前に片づけることが、家族への感染を減らすポイントです。
消毒には塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)を使います。東京都感染症情報センターの案内(原液の濃度が6%の製品の場合)では、吐いたものや便が付いた場所は0.1%(水3リットルに製品50ml)、トイレのドアノブや手すりなど多くの人が触れる場所は0.02%(水3リットルに製品10ml)です。金属に使ったら10分ほどで水拭きし、塩素ガスが出ることがあるので十分に換気します[2]。製品の濃度は表示で確かめてください。アルコールの消毒だけでは不十分とされる病原体があるため、塩素系を用意しておくと安心です。
汚れた衣類はビニール袋などに入れて周囲を汚さないようにし、85℃で1分以上の熱湯消毒、または0.02%の次亜塩素酸ナトリウムに30〜60分つけてから、ほかの洗濯物と分けて最後に洗濯します[3]。
トイレのあと、調理や食事の前、吐いたものや便を処理したあとに、石けんでこすり洗いを約30秒行い、流水で十分に流します。洗い残しやすいのは指先と爪の間・指の間・親指の周り・手首・手のしわ。爪は短く切り、時計や指輪は外します。手を拭くタオルは家族で共用せず、個人専用かペーパータオルにします[3]。
下痢をしている人は家族の最後に入浴し、湯に入る前におしりをよく洗います。湯は毎日入れ替え、浴槽・床・洗面器・いすも清潔にし、タオルは共用しません[3]。調理器具・シンク・ふきん・スポンジは85℃で1分以上の熱湯消毒か、0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。
登園の基準は園・学校によって書類が必要なことがあります。病気別の目安は保育園・幼稚園、いつから登園できる?にまとめています。園の用紙が必要なときは、受診の際にお持ちください。
| 場面 | 東京都の案内(原液6%の製品の場合) |
|---|---|
| 吐いたもの・便が付いた床など | 0.1%(1,000ppm):水3リットルに製品50ml |
| ドアノブ・手すり・おもちゃなど | 0.02%(200ppm):水3リットルに製品10ml |
| 衣類・シーツ | 85℃で1分以上の熱湯、または0.02%に30〜60分 |
| 調理器具・ふきん・スポンジ | 85℃で1分以上の熱湯、または0.02% |
当院では、嘔吐・下痢のお子さんの診察を小児科で行い、必要に応じて隔離室をご利用いただけます。発熱や嘔吐のある方は、事前のお電話なしでそのまま来院いただけます。授乳室・おむつ交換台・赤ちゃん用体重計があり、きょうだいや保護者の方の診察も同じ日にご相談ください(大人の嘔吐・下痢はこちら)。検査や薬の要否は診察で判断します。来院の際は、吐いた時刻と回数・飲めた量・最後に尿が出た時刻をメモしていただくと診察の参考になります。
赤ちゃんのロタウイルス胃腸炎は、杉並区の定期接種(無料)のワクチンで予防できます。1回目は生後14週6日までが目安です(ロタウイルスワクチンの記事)。お子さんの定期接種は、平日は原則として予約なしで受診・接種できます(受付 午前12:40・午後18:40まで)。
| 受付の種類 | 平日 | 土曜 |
|---|---|---|
| 診療時間(嘔吐・下痢・発熱の診察) | 9:00〜13:00/15:00〜19:00・原則として予約なし | 9:00〜13:00・原則として予約なし |
| 子どもの定期接種 | 原則として予約なし(受付 12:40・18:40まで) | 予約制 |
| 大人の任意のインフルエンザ | 受付 12:30・18:30まで | 予約制 |
子どもの感染性胃腸炎は、吐いたものの片づけ方・消毒液の濃度・手洗い・お風呂の順番で、家族へのひろがりを減らせます。ぐったりしている、唇が乾いている、飲めない・尿が少ないときは早めに受診を。永福町駅徒歩3分の当院は、平日は原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)。
永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科
発熱・嘔吐の方は事前のお電話なしで来院できます。平日は原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)。下のボタンは診察のWEB予約です。
お電話でのご相談:03-3324-1000
永福町駅前みんなのクリニック/〒168-0063 東京都杉並区和泉3丁目4-7(京王井の頭線「永福町駅」徒歩3分)/電話 03-3324-1000
診療時間:月〜金 9:00〜13:00/15:00〜19:00(水・木も診療)、土 9:00〜13:00。土曜午後・日・祝は休診。西永福・明大前・浜田山・方南町・下高井戸方面からもご利用いただけます。
2026年10月25日確認。この記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の判断は診察で行います。症状が強いときは、記事を読むより先に受診・相談してください。
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