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風しんの抗体検査とワクチン|妊娠を希望する方・家族の注意点と杉並区の助成【永福町の内科】

風しんは、妊娠20週頃までの女性がかかると、赤ちゃんに先天性風しん症候群を起こすことがある感染症です。妊娠を希望する方と同居の方は、抗体検査で免疫を確かめ、抗体価が低ければ妊娠の前にワクチンを検討することが大切です[1][2]。

永福町駅前みんなのクリニック(京王井の頭線「永福町駅」徒歩3分)では、内科の診察で接種歴や抗体検査の結果についてご相談いただけます。原則として予約なしで受診できます。

風しんの症状と、うつる期間

主な特徴は、発熱、全身の小さな赤い発しん、リンパ節の腫れ(主に首、後頭部、耳の後ろ)です。感染後2〜3週間の潜伏期間を経て発症します。発熱と発しんは数日で消えますが、リンパ節の腫れは3〜6週間続きます[1]。発熱は約半数にみられる程度で、感染しても症状が出ない場合もあります[3]。

咳のしぶきを吸い込む飛まつ感染と、接触感染でうつります。ウイルスが出るのは発しんが出る前後1週間で、発症する前から感染力があります[1]。

妊娠中の感染に注意が必要な理由

免疫が不十分な女性が妊娠20週頃までに感染すると、赤ちゃんに先天性心疾患、難聴、白内障などが起こる先天性風しん症候群の原因になるといわれています。妊娠12週までにかかった場合は85%、妊娠13〜16週の場合は50%などとされています[1]。

妊娠中の方はワクチンを受けられません。そのため、パートナー、お子さん、同居のご家族など、周りの方が風しんにかからないよう予防することが大切です[1]。

抗体検査とワクチンの考え方

麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)を接種すると、95%程度の人が免疫を得られ、2回受けることで、1回では免疫がつかなかった方の多くにも免疫をつけることができます[1]。定期接種を受ける機会は、生まれた時期によって違います[4]。

  • 1990年4月2日以降に生まれた方:2回
  • 1979年4月2日〜1990年4月1日に生まれた方:1回
  • 1979年4月1日以前に生まれた男性:0回

実際に受けたかどうかは、母子健康手帳などの記録で確認してください。妊娠を希望する女性や、抗体を持っていない妊婦さんのご家族で、明らかに風しんにかかったことがない方は、抗体検査を受け、抗体価が低ければ接種を検討します[4]。

生ワクチンのため、妊娠している方は接種できません。あらかじめ1か月間程度避妊した後に接種し、接種後2か月程度は妊娠を避ける必要があります[4]。

杉並区の風しん抗体検査・予防接種の助成

杉並区は2014年7月1日から、抗体検査と予防接種の費用を助成しています[5]。

抗体検査 予防接種
主な対象 19歳以上50歳未満の妊娠を希望している女性、その同居者(19歳以上)、風しん抗体価が低い妊婦の同居者(19歳以上) 抗体検査の結果、抗体価が低かった方(同居者は、同居する妊娠希望の女性または妊婦の抗体価も低い場合)
費用 全額助成 妊娠を希望している女性は全額助成。それ以外の同居者は、風しんワクチン3,000円、麻しん風しん混合ワクチン5,000円
回数・場所 ひとり1回のみ。区内契約医療機関 ひとり1回のみ。区内契約医療機関

杉並区民で、風しんにかかったことがない、抗体検査を一度も受けたことがない、風しんを含むワクチンを一度も受けたことがない、のすべてに当てはまることが共通の条件です。妊娠している方は妊婦健診の検査を利用します。区内契約医療機関以外で受けた場合は助成の対象外です[5]。当院は、この助成の区内契約医療機関です。抗体検査と予防接種を当院で受けられます。

なお、1962年4月2日〜1979年4月1日生まれの男性を対象とした国の抗体検査・定期予防接種の制度は、2025年3月31日で終了しました[6]。お子さんの定期接種は年長さんのMRワクチン2期の記事と予防接種のページをご覧ください。

すぐ受診・相談する目安

  • ためらわず119番:意識がおかしい、けいれんした
  • 妊娠中の方:周りに風しんの方がいるときや、発しんが出たときは、かかりつけの産婦人科に電話で相談する
  • 発熱、発しん、リンパ節の腫れがある方:直接来院する前に医療機関へ電話し、受診が必要かどうかと注意点を確認する[1]
  • 迷うとき:東京消防庁救急相談センター(#7119、24時間365日)[7]

よくある質問

Q. 風しんの抗体検査は、どんな人が受けるとよいですか?

A. 妊娠を希望する女性や、抗体を持っていない妊婦さんのご家族で、明らかに風しんにかかったことがない方は、抗体検査を受けて、抗体価が低い場合に接種を検討します。接種の記録がある方は、母子健康手帳をお持ちのうえ診察でご相談ください。

Q. ワクチンを受けたあと、どのくらい妊娠を避ければよいですか?

A. 接種後2か月程度は妊娠を避ける必要があります。妊娠している方は接種を受けることができません。

Q. 妊娠中に抗体価が低いと分かったら、どうすればよいですか?

A. 妊娠中はワクチンを受けられないため、人混みを避けるなど、風しんにかからないよう注意します。同居のご家族は、風しんにかかったことがなく2回の接種歴がない場合、抗体検査を受けることがすすめられています。

Q. 杉並区の助成は、どこで受けても使えますか?

A. 区内契約医療機関で受けた場合に限られます。区内契約医療機関以外で検査や接種を受けた場合は、助成の対象外です。当院は区内契約医療機関です。

まとめ

  • 風しんは、妊娠20週頃までの感染で赤ちゃんに影響することがあります。
  • 妊娠を希望する方と同居の方は、妊娠の前に抗体検査とワクチンを検討しましょう。
  • 杉並区の助成は、区内契約医療機関で受けた場合が対象です。当院でも受けられます。

ご来院の前に

  • 母子健康手帳や抗体検査の結果など、接種歴・抗体価が分かるものをお持ちください
  • 発熱と発しんがあり風しんが疑われるときは、来院の前にお電話ください
  • 原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)

永福町駅前みんなのクリニック(総合診療・内科・小児科・外科・小児外科)
〒168-0063 東京都杉並区和泉3丁目4-7 永福町駅前クリニックモール
京王井の頭線「永福町駅」徒歩3分(アクセス)
診療時間:月〜金 9:00〜13:00/15:00〜19:00、土 9:00〜13:00(土曜午後・日曜・祝日は休診)
お電話:03-3324-1000

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確認した資料(2026年10月4日確認)

  1. 厚生労働省「風しん」
  2. 厚生労働省「風しんに関するQ&A」
  3. 東京都感染症情報センター「風しん」
  4. 厚生労働省「MRワクチン」
  5. 杉並区「風しん抗体検査・予防接種(杉並区任意の費用助成制度)」
  6. 杉並区「成人男性の風しん抗体検査・定期予防接種(国の追加的対策)」
  7. 東京消防庁「東京消防庁救急相談センター」

この記事は一般的な情報です。症状や治療は一人ひとり異なります。気になる症状があるときは、医療機関にご相談ください。

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