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皆様は骨髄移植をご存知でしょうか?
骨髄移植は、白血病や、再生不良性貧血などの血液難病の治療として用いられる治療法のひとつです。
最近では臍帯血や末梢血(いわゆる普通に流れている血です)から採取した造血幹細胞移植もありますが、まだまだ骨髄移植が治療の中心で、現時点では骨髄移植ドナー登録者数が少なく、より多くの方の協力が必要な状況です。
2019年8月31日 江戸川区総合文化センターにて、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日 への扉」が公演され、観に行ってまいりました。
このミュージカル明日への扉は、1994年に大阪で初公演が行われてから、今年で25年のロングラン公演を成功させている歴史あるミュージカルです。
内容は、ミュージカルの主役を夢見て日々努力をする主人公がある日突然白血病になり、骨髄移植が必要になってしまう。しかし、骨髄移植ドナーはなかなか見つからず、自分だけがなぜこんな目にあうのかと苦しむ日々、それでも周囲の人々の友情と愛によって、日々を乗り越えていく物語です。作中ではいかに骨髄移植のドナーを見つけることが難しいかということが描かれており、そして白血病の治療のために、いかに骨髄移植が大切かということが描かれております。
明日への扉 は本当に素晴らしいミュージカルでした。内容もさることながら、出演者の方の迫真の演技は大変素晴らしく、本当に迫力満点の舞台で、私も舞台の世界に引き込まれていきました。
医師である私が骨髄移植の必要性を一所懸命話すよりも、このミュージカル 明日への扉 の方が何倍も強く骨髄移植の大切さを伝えることができると思いました。それだけ私も感動をしたのでした。それと同時に 明日への扉を通じて一人でも多くの人に骨髄移植ドナーに興味を持ってもらえたらどれほど素晴らしいかと心から感じました。
来年以降もこの素晴らしいミュージカルは公演され続けると思います。ぜひご覧になったことのない方は一度診ていただけると幸いです。
骨髄移植は確かに全身麻酔も必要で、さらに数日の入院も必要です。でも、もしも適合する方が現れて、勇気を出して、骨髄を提供することができれば、間違いなく一人の人の人生を大きく助けることができるでしょう。
人の命を助けるということは本当に尊いことです。間違いなく何よりも変えがたい善行だと思います。もしも少しでも興味がある方は、ぜひ日本骨髄バンクのホームページをご覧になっていただきたいと思います。日本骨髄バンクホームページ
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