永福町駅前みんなのクリニック

永福町駅前みんなのクリニック

診察予約 オンライン診療

ブログ

赤ちゃんが緑色のものを吐いた|胆汁性嘔吐は様子を見ず救急受診【永福町】

結論:赤ちゃんや子どもが濃い緑色のものを吐いた場合は、元気そうに見えても様子を見ず、すぐに救急医療機関へ相談・受診してください。緑色の嘔吐(胆汁性嘔吐)は、腸のねじれや詰まりが原因のことがあり、時間を急ぐ検査・治療が必要になる場合があります。反応が鈍い、顔色が悪い、呼吸がおかしい、強い腹痛や著しいおなかの張りがあるときは119番です。

この記事を読む前に

今まさに濃い緑色のものを吐いている場合、この記事を最後まで読んでから判断する必要はありません。通常のWEB予約を待たず、119番または小児の救急診療が可能な医療機関へ連絡してください。判断に迷い、明らかな緊急症状がない場合は、東京都の#7119(救急相談センター)や#8000(こども医療電話相談)も利用できます。

赤ちゃんの様子と吐いたものの色を確認する保護者のイメージ
赤ちゃんが元気そうでも、濃い緑色の嘔吐は救急受診の対象です(イメージ写真)。Photo: Marius Muresan / Unsplash

緑色の嘔吐は、なぜ急ぐのでしょうか

吐いたものに胆汁が混じると、緑色に見えることがあります。小児救急の診療指針では、胆汁性の濃い緑色の嘔吐は「消化管の閉塞がないと確認できるまで、腸閉塞を疑う」重要なサインとされています。

原因の一つに、腸が生まれつき通常と異なる位置にある腸回転異常症や、腸と血管がねじれる中腸軸捻転があります。ねじれによって腸への血流が途絶えると、短時間で腸が傷む可能性があるため、画像検査や小児外科による判断を急ぎます。ほかにも腸閉鎖・狭窄、腸重積、鼠径ヘルニアの嵌頓などが関係することがあります。

すべての緑色の嘔吐が手術を必要とするわけではありません。しかし、家庭で原因を見分けることはできません。「1回だけ」「吐いた後は機嫌がよい」「熱がない」だけで安全とは判断できない点が大切です。

まず確認すること:黄色と緑色は同じ?

胆汁の色は、典型的には黄色ではなく濃い緑色です。ただし、照明、ミルクや離乳食の色、衣類への染み込みで見え方が変わります。保護者が色を言葉だけで正確に伝えるのは難しいため、可能なら吐いたものをスマートフォンで撮影してください。受診を遅らせない範囲で、おむつやタオルを袋に入れて持参する方法もあります。

  • 濃い緑、深緑:胆汁性嘔吐を疑い、救急受診
  • 鮮血、コーヒーかすのような色:消化管出血の可能性があるため、早急に医療機関へ
  • 白っぽいミルク、透明、食べた物の色:全身状態や回数、脱水の有無で受診の緊急度を判断

「黄色か緑か分からない」場合でも、乳児が繰り返し吐く、おなかが張る、ぐったりするなどを伴えば、色の判定に時間をかけず相談してください。

119番を呼ぶ目安

状態 行動
呼びかけへの反応が弱い、意識がぼんやり、けいれん 119番
顔色が青白い・灰色、冷や汗、手足が冷たい 119番
呼吸が苦しそう、唇が紫色 119番
激しく泣くのとぐったりを繰り返す、強い腹痛、おなかが硬く著しく張る 救急受診。移動が難しい、急速に悪化する場合は119番
濃い緑色の嘔吐があるが、今は反応・呼吸・顔色が保たれている 通常予約を待たず、小児救急を扱う医療機関へ直ちに連絡・受診

迷う場合は東京都の救急相談センター#7119、子どもの症状は#8000で相談できます。ただし、意識・呼吸・顔色がおかしいときは電話相談を待たず119番です。

赤ちゃんを抱きながら救急相談へ電話する保護者のイメージ
緊急性の判断に迷うときは電話相談も利用できますが、明らかな緊急症状は119番を優先します(イメージ写真)。Photo: Annie Spratt / Unsplash

受診までに家庭でしてよいこと・避けたいこと

してよいこと

  • 吐いた時刻、回数、色、量を記録する
  • 可能なら吐物の写真を撮る
  • 最後に飲食した時刻、最後の排尿・排便時刻をメモする
  • 母子健康手帳、保険資格が分かるもの、医療証、お薬手帳を準備する
  • 受診先や救急隊に「濃い緑色の嘔吐がある」と最初に伝える

避けたいこと

  • 無理にミルク・食事・水分を飲ませること
  • 市販の吐き気止めや整腸薬を自己判断で使うこと
  • 吐いた後に眠ったことを「治った」と判断して長時間待つこと
  • 緑色を確かめるため、吐くまで飲ませること
  • 通常のクリニック予約時刻まで待つこと

腸閉塞が疑われるときは、病院で評価が終わるまで飲食を止める対応が行われます。家庭では、救急隊・受診先の指示を優先してください。吐いたときは窒息を避けるため顔を横に向け、呼吸を見守ります。

救急医療機関で確認されること

医療機関では、全身状態、脱水、腹部の張りや痛み、血流の状態などを確認します。必要に応じて血液検査、腹部超音波、X線、造影検査などが検討されます。腸回転異常や中腸軸捻転が疑われれば、小児外科のある医療機関へ緊急搬送・紹介し、手術が必要か判断します。

吐き気止めで嘔吐が一時的に止まっても、重大な原因が否定されたことにはなりません。症状だけを抑えて家庭で経過を見るのではなく、原因を調べることが重要です。

緑色ではない嘔吐なら、当院で相談できること

永福町駅前みんなのクリニックは、小児科・小児外科を診療しています。緑色ではなく、呼吸・顔色・反応が保たれた嘔吐については、症状と診察所見から脱水、感染症、便秘、胃食道逆流などを評価し、必要に応じて専門医療機関へ紹介します。当院で対応できない場合は、対応可能な医療機関をご案内します。

通常診療のWEB予約

緑色の嘔吐や緊急症状では、この予約を待たず救急受診してください。緊急性のない嘔吐や、吐いた後の水分・食事再開について相談したい場合にご利用ください。

通常診療をWEB予約する

予約枠が埋まっている場合は予約なしでの受診も可能ですが、緊急症状は来院前に救急対応を優先してください。

当院は東京都杉並区和泉3丁目4-7、京王井の頭線「永福町駅」から徒歩3分です。平日は毎日19時まで診療しています。最新の診療情報は公式サイトをご確認ください。

受診前に赤ちゃんの顔色や反応を観察するイメージ
色だけでなく、顔色・反応・呼吸・おなかの張りも確認し、受診先へ伝えましょう(イメージ写真)。Photo: Regina Corbellini / Unsplash

緑色ではない嘔吐で、早めに受診する目安

  • 何度も吐いて水分が保てない
  • 尿が明らかに減った、口の中が乾く、涙が出ない
  • 高熱や強い腹痛を伴う
  • 血を吐いた、黒っぽいものを吐いた
  • 頭を打った後から吐いている
  • 生後間もない赤ちゃんが繰り返し吐く
  • 体重増加が悪い、嘔吐が長く続く

一般的な嘔吐後の水分・食事再開については、関連記事「子どもが吐いたら何を飲ませる?経口補水液・ミルク・食事再開と受診の目安」もご覧ください。ただし、緑色の嘔吐にはこの家庭ケアを当てはめず、救急受診を優先します。

永福町・杉並区で受診先に迷ったら

  • 意識・呼吸・顔色がおかしい:119番
  • 濃い緑色の嘔吐:小児救急が可能な医療機関へ直ちに連絡・受診
  • 緊急か判断に迷う:東京消防庁 #7119、こども医療電話相談 #8000
  • 緑色ではなく全身状態が安定:当院の小児科・小児外科へ相談

「元気そうだから大丈夫」と自己判断しないことが、腸を守るために重要です。迷ったときは、吐いたものの色と赤ちゃんの現在の状態を具体的に伝えてください。

緊急性のない症状をWEB予約する

永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科

診察・ワクチン・健診の予約はWEBで24時間受付。予約なしの当日受診もできます。

▶ WEB予約はこちら

お電話でのご相談:03-3324-1000

参考資料

※本記事は一般的な情報です。個々の状態の診断には診察が必要です。緊急症状がある場合は、通常診療の予約を待たずに救急要請・救急受診してください。

pagetop

© 永福町駅前みんなのクリニック