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子どもの足の付け根がふくらむ・引っ込む|鼠径ヘルニアの受診目安【永福町・小児外科】

『今は引っ込んでいるから大丈夫?』
子どもの足の付け根のふくらみについて

泣いたときにふくらみ、横になると目立たなくなる。そんな変化があれば、鼠径(そけい)ヘルニアの可能性があります。ふくらみが消えていても、気づいた変化を診察でお伝えください。[1]

おむつ替えやお風呂で、左右の足の付け根の見た目が違うことに気づいたことはありませんか。

今回は、お子さんの鼠径ヘルニアについて、受診を急ぐサイン・病気の仕組み・受診先を整理します。

先に確認|こんなときは、通常の予約を待たないでください

次のような症状がある場合は、速やかに救急外来を受診してください。

  • ふくらみが出たままで、硬い・痛がる・触ると激しく泣く
  • ふくらみが赤い、紫色など普段と違う色になっている
  • 嘔吐、お腹の張り、強い不機嫌やぐったりした様子を伴う

腸などがはまり込んで戻らない「嵌頓(かんとん)」が疑われます。血流が悪くなると、緊急手術が必要になることがあります。すべての症状がそろうまで待つ必要はありません。[1][2]

意識がはっきりしない、呼吸が苦しそう、激しい腹痛で苦しがるなどの場合は119番へ。通常のWEB予約や診療開始を待たないでください。[5]

ご家庭で強く押したり、繰り返し戻そうとしたりせず、医療機関へ相談してください。

鼠径ヘルニアとは?大人の「脱腸」とは原因が異なることがあります

鼠径部とは、足の付け根のあたりです。お腹の中にある腸などが、この部分へ出てきてふくらむ病気が鼠径ヘルニアで、一般に「脱腸」とも呼ばれます。[3]

子どもでは、胎児期にできるお腹と鼠径部をつなぐ通り道が閉じずに残り、そこへ腸などが入り込むことが主な原因です。男の子では陰嚢、女の子では外陰部のふくらみとして気づくこともあります。女の子の場合は、腸だけでなく卵巣などが入り込むこともあります。[2][3]

泣いたり、いきんだりすると目立ちやすくなりますが、「泣かせたせいで病気にしてしまった」と考える必要はありません。もともとの通り道が背景にあり、お腹に力が入ったときにふくらみが見えやすくなるためです。[2]

ふくらみが消えても、「治った」とは限りません

鼠径ヘルニアでは、泣いているときや力が入ったときにふくらみ、落ち着いて横になると小さくなったり、見えなくなったりすることがあります。そのため、診察のときには目立たない場合もあります。[1]

今は痛がらず、ふくらみが引っ込んでいても、繰り返している場合は早めに受診してください。見た目が戻ったことと、原因となる通り道が閉じたことは同じではありません。[2]

陰嚢のふくらみは、ヘルニア以外の病気のこともあります

男の子では、陰嚢に液体がたまる陰嚢水腫などでも、ふくらみがみられます。水腫とヘルニアでは経過や治療の考え方が異なるため、見た目だけで自己判断しないことが大切です。[4]

また、急に陰嚢や精巣を痛がる場合は、精巣捻転などの緊急疾患も考える必要があります。「脱腸だろう」「少し休めばよいだろう」と決めつけず、速やかに救急受診してください。[4]

診断されたら、どのような治療をしますか?

子どもの鼠径ヘルニアは、原則として手術による治療を検討する病気です。ふくらみを戻すだけでは、原因となる通り道が閉じるわけではありません。手術には、嵌頓などの合併症を防ぐ目的があります。[2]

ただし、受診した方全員がその日に緊急手術になるわけではありません。年齢、全身状態、ふくらみの状態などを確認して、小児外科で時期や方法を相談します。「何歳になるまで待てばよい」と一律に決めず、個別の診療計画を確認してください。[1][2]

受診時は、ふくらみの変化を教えてください

診察では、いつ気づいたか、右・左・両側のどこか、泣いたときや横になったときにどう変わるか、痛みや嘔吐があるかをお伝えください。今はふくらみが見えなくても、これまでの経過を伝えることが大切です。[1][2]

うまく説明しようとしなくても構いません。気づいたことをそのままお話しください。

永福町で、お子さんの外科的な症状をご相談ください

永福町駅前みんなのクリニックは、内科・小児科・外科・小児外科を診療しています。院長は小児外科出身です。お子さんの足の付け根や陰嚢のふくらみなども、診察でご相談いただけます。必要な場合は、専門的な検査や手術に対応する医療機関へご紹介します。

このページは、当院で鼠径ヘルニア手術を実施するという案内ではありません。まず診察で状態を確認し、必要な医療につなぎます。

「小児科なのか、外科なのか分からない」という段階でもご相談ください。ただし、上記の緊急症状がある場合は、当院の予約を待たず救急受診を優先してください。

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通常の診察予約は、原則としてお電話では承っていません。WEB予約をご利用ください。

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参考資料

[1]The Royal Children’s Hospital Melbourne:Inguinal hernia

[2]Johns Hopkins Medicine:Inguinal Hernia in Children

[3]産業医科大学病院:小児外科・主な対象疾患について

[4]The Royal Children’s Hospital Melbourne:Acute scrotal pain or swelling(2026年1月更新)

[5]厚生労働省:こんな時は迷わず119へ

情報確認日:2026年9月18日。一般的な医学情報であり、個々の診断・治療時期は診察で判断します。海外資料の受診制度や救急電話番号はそのまま適用せず、日本の案内に合わせています。診療情報は当院の公式案内に基づきます。

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