最初に結論
健診で「尿たんぱく+」と書かれていても、1回の結果だけで慢性腎臓病と決まるわけではありません。運動、発熱、脱水、月経などで一時的に陽性になることもあります。一方、自覚症状のない腎臓病の手がかりになる場合もあるため、結果票を持って内科で再検査の相談をしましょう。
杉並区の区民健診や職場健診で尿たんぱくを指摘され、「痛くもかゆくもないのに受診が必要?」「水を多く飲んで再検査すればよい?」と迷う方は少なくありません。大切なのは、慌てて自己判断で食事や水分量を変えることではなく、採尿時の状況を確認し、尿検査と腎機能を必要に応じて評価することです。
健康な腎臓は、血液中のたんぱく質が尿へ大量に漏れないように働いています。尿たんぱく陽性は、尿に通常より多くのたんぱく質が含まれている可能性を示す検査結果です。
ただし、尿試験紙による健診結果は「病名」ではありません。日本腎臓学会は、運動後、発熱時、月経時、起立性蛋白尿など、一時的・良性の場合もあるため、条件を変えて再検査し、病的な蛋白尿と区別する必要があると説明しています。
心当たりがあっても、「一時的なもの」と自分で決めつけるのは避けましょう。再検査の時期や採尿方法は、結果の程度、尿潜血、血圧、糖尿病などの有無によって変わります。
尿たんぱくだけでなく、次のような結果や症状が重なっている場合は、先延ばしにせず相談してください。
腎臓病は初期には自覚症状が乏しいことがあります。症状がないことだけを理由に、結果票を放置しないことが大切です。
健診の尿たんぱく陽性だけで119番が必要になることは通常ありません。ただし、次の症状がある場合は健診結果とは別に緊急評価が必要です。
東京で救急車を呼ぶか迷う場合は、東京消防庁救急相談センター#7119が24時間365日対応しています。
診察では、健診結果と採尿時の状況を確認し、必要に応じて次の検査を検討します。
日本腎臓学会によると、慢性腎臓病の評価には尿検査だけでなく血清クレアチニンなども重要です。尿たんぱくと尿潜血が同時に陽性の場合や、腎機能低下がある場合は、より詳しい評価が必要になることがあります。
「陽性を消すため」に直前だけ大量の水を飲むと、正確な評価につながらないことがあります。いつもと近い状態で受け、気になる条件を医師へ伝えてください。
診察・検査費用は、保険適用の可否や実施する検査によって異なります。必要な検査は結果と診察を踏まえてご案内します。
当院では、健診結果を確認し、内科で尿検査や必要に応じた血液検査を行っています。専門的な検査や治療が必要と判断した場合は、腎臓内科・泌尿器科など適切な医療機関をご紹介します。
2026年度の杉並区区民健康診査は2026年6月1日〜2027年2月15日で、当院では平日に実施しています。基本的な検査項目には尿糖・尿たんぱく・尿潜血が含まれます。
▶ 当院の各種健診・区民健診について
▶ 健診で「要再検査・要精密検査」と言われた方へ
2026年9月20日(日)は休診です
日曜は対面・オンラインとも通常休診です。息苦しさや意識障害など緊急症状がある場合は119番、判断に迷う場合は#7119をご利用ください。
2026年9月23日(水・秋分の日)は、午前9:00〜13:00/午後15:00〜19:00に診療します。この日は内科で健診結果についてもご相談いただけます。区民健診そのものは平日に実施していますので、受診券を使った健診をご希望の場合は事前にご確認ください。
健診結果票をお持ちのうえご相談ください
予約時に「健診で尿たんぱくを指摘」とご入力いただくとスムーズです
東京都杉並区和泉3-4-7/永福町駅から徒歩3分/03-3324-1000
※この記事は一般的な情報です。再検査の時期や必要な検査は、尿たんぱくの程度、尿潜血、腎機能、血圧、年齢、持病などによって異なります。2026年9月20日作成。
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