「毎年、健診で採血している」だけでは、B型・C型肝炎ウイルスの検査を受けたことがあるとは限りません。まず過去の結果票で「HBs抗原」「HCV抗体」などの項目を確認しましょう。分からない場合は、結果票を持って相談できます。
杉並区では、区民健康診査の対象者のうち、過去に肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は、無料の追加検査を希望できます。この記事では、この区民健診と一緒に受ける方法を案内します。すべての区民が無条件で対象になる制度ではありません。[1]
無料だから毎年繰り返す、という検査ではありません。一方で、新たに感染の心配がある出来事があった場合などは、過去の陰性結果だけで判断せず、医師に経緯を伝えてください。
B型・C型肝炎は、自覚症状が乏しいまま経過することがあります。「体調がよい」「肝機能の数値が正常」という理由だけでは、感染の有無は分かりません。[2・3]
| 結果票の項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| AST・ALTなど | 肝臓の障害などを調べる手がかり。これだけで肝炎ウイルスの感染は判定できません。 |
| HBs抗原 | B型肝炎ウイルス感染を調べる項目。「HBs抗体」とは意味が異なります。 |
| HCV抗体 | C型肝炎ウイルスに感染したことがあるかを調べる手がかり。陽性でも現在の感染が確定するとは限りません。 |
項目の略称だけで判断できない場合は、結果票全体を見せてください。すでに肝機能異常を指摘されている方は、ALTが高いときの相談案内もご覧ください。検査を受けたことの確認と、異常値の原因を調べる診療は、目的が異なります。
当院では区民健診を平日に実施しています。当院の各種健診案内でも、肝炎ウイルス検査の対象・費用を掲載しています。対象に該当するか不明な方や、区民健診とは別に検査を希望する方は、受けられる方法と費用を事前にご確認ください。[1・6]
伝え方の例:「区民健診と一緒に肝炎ウイルス検査を希望しています。以前受けたか分からないので、手元の結果票で確認したいです。」
区民健診と同時に受ける場合、食事・飲み物・服薬の準備も必要です。受診券と当院の案内を確認し、治療中の薬を自己判断で中止しないでください。[1]
陽性という結果だけで、肝硬変や肝臓がんと決まるわけではありません。ただし、そのままにせず、結果を説明した医療機関で次の検査や肝臓専門医への受診を相談しましょう。[2・3]
特にHCV抗体は、過去の感染後にも陽性になることがあります。現在もウイルスがいるかは、HCV RNA検査などで確認します。必要な検査は結果と診察をもとに判断します。[3]
区民健診の結果は、受けた医療機関で医師の対面説明を受けます。区からの郵送を待つのではなく、説明を受ける日程も確認してください。当院の区民健診と結果説明は平日の対応です。[1・6]
白目や皮膚が黄色い、尿が濃い茶色で強いだるさ・吐き気がある場合は、当日中に医療機関へ相談してください。急に意識がはっきりしない、呼びかけに反応しない場合は119番です。健診のWEB予約を待たないでください。[4・5]
当院の内科・総合診療では、健診結果や受検歴についての相談を受け付けています。区民健診の対象を確認して検査を行い、結果に応じて専門医療機関での詳しい検査・診療につなげます。抗ウイルス治療など、すべての専門治療を当院だけで完結するという案内ではありません。
当院の区民健診・検査案内 / 地図・アクセス / 医院案内・診療時間
情報確認日:2026年9月25日。一般的な情報であり、個別の検査・診断・治療は診察で判断します。制度や診療体制は変更される場合があります。ストック写真はUnsplashライセンスに基づいて掲載しています。
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