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家族がインフルエンザにかかったら|家庭内感染を減らす5つの対策と受診目安【永福町】

自宅で子どもの体温を確認する保護者のイメージ
家族内で発熱した人が出たら、まず体調と発症時刻を記録しましょう(イメージ写真。実際の当院患者・職員ではありません)。Photo by Kelly Sikkema / Unsplash

最初に知りたい結論:家族がインフルエンザにかかったときは、完璧な隔離を目指して疲れ切るより、①近距離・対面の時間を減らす、②こまめに換気する、③鼻をかんだティッシュや洗濯物に触れた後に手を洗う、④近くで世話をするときはマスクを検討する、⑤家族それぞれの症状と発症時刻を記録する、の5点を優先してください。

呼吸が苦しい、意識が普段と違う、けいれん、尿が出ないなどの症状があれば、通常のWEB予約を待たず救急要請を検討します。

東京都感染症情報センターは、2026年9月17日更新の情報で、都内のインフルエンザが注意報基準を超えたと公表しています。第37週(9月7日〜13日)までの集計であり、速報値は後から修正されることがあります。

この記事では「同居している家族にインフルエンザと診断された人がいる」「子どもを看病しながら、きょうだいや大人への感染をできるだけ減らしたい」という方に向けて、家庭で実行しやすい順番で整理します。

まず決めること:世話をする人と生活動線

可能であれば、看病する人を絞り、患者さんと他の家族が向かい合って過ごす時間を短くします。部屋を完全に分けられない家庭でも、寝る場所を少し離す、食事の時間をずらす、よく使う物を手元にまとめることで接触回数を減らせます。

場面 優先する行動
看病 顔を近づける時間を短くし、必要なケアをまとめて行う
食事 コップや食器の共用を避け、無理のない範囲で時間・場所を分ける
睡眠 可能なら別室、難しければ距離と換気を意識する
ティッシュ・洗濯物 触れた後は目・鼻・口に触る前に手を洗う

小さなお子さんを一人にする必要はありません。抱っこするときは、咳が保護者の顔に直接かからない向きにするなど、できる範囲で工夫します。看病する人の睡眠・水分・持病の薬も忘れないでください。

家庭内感染を減らす5つの対策

1.近距離・対面の時間を減らす

家族全員が同じ部屋で長時間過ごすことを避け、患者さんが休める場所を決めます。ただし、乳幼児や体調の悪い人を安全確認なしに隔離することは避けてください。

2.換気して室内の空気を入れ替える

窓を開けて室内を換気するイメージ
無理のない範囲で窓や換気設備を使い、室内の空気を入れ替えます(イメージ写真)。Photo by Katerina Shkribey / Unsplash

厚生労働省は、急性呼吸器感染症への共通対策として、手洗い、マスク着用、換気などを挙げています。室温や安全に配慮し、窓や換気扇を使って空気を入れ替えます。冷暖房中でも、短時間の換気を組み合わせる方法があります。

3.手洗いのタイミングを決める

子どもが石けんと流水で手を洗うイメージ
特にティッシュ・食器・洗濯物に触れた後、食事前、目・鼻・口に触る前の手洗いを意識します(イメージ写真)。Photo by Maria Lin Kim / Unsplash

「家中をずっと消毒する」よりも、鼻をかんだティッシュ、食器、洗濯物などに触れた後と、食事前・顔に触る前の手洗いを優先すると続けやすくなります。石けんと流水が使えない場面では、アルコール手指消毒剤も選択肢です。

4.近くで世話をするときはマスクを検討する

咳やくしゃみがある人、近距離で看病する人は、不織布マスクの着用を検討します。息苦しさがある人や、年齢的に安全に着用できない乳幼児へ無理に着けることは避けてください。

5.体温だけでなく「発症時刻」と症状を記録する

  • 発熱・悪寒・だるさ・咳が始まった日時
  • 最高体温と測定時刻
  • 水分量、食事、尿の回数
  • 呼吸の様子、胸痛、けいれん、意識の変化
  • 使用した解熱薬・市販薬・処方薬の名称と時刻
  • 同居家族の発症状況、妊娠、基礎疾患

抗インフルエンザ薬は全員に必須ではなく、年齢、基礎疾患、症状、発症からの時間を踏まえて医師が判断します。厚生労働省は、適切な場合に発症から48時間以内に開始すると、発熱期間の短縮などが期待できると説明しています。受診を希望する場合は発症時刻を伝えられるようにしてください。

同居家族も検査や薬が必要?

同居家族が無症状であれば、検査や薬が一律に必要とは限りません。妊娠中、乳幼児、高齢者、喘息・糖尿病・心疾患などの基礎疾患、免疫機能の低下がある方は、症状が出たときに早めに医療機関へ相談してください。

発熱、急な悪寒、強いだるさ、筋肉痛、咳などが出た場合は、症状が始まった日時を記録します。検査の適切な時期や薬の必要性は診察で判断します。家に残っている抗菌薬や家族の処方薬を自己判断で使わないでください。

今すぐ救急要請を検討する症状

子ども

  • 息が速い、苦しそう、胸や肋骨の周りがへこむ
  • 唇や顔色が青白い
  • 呼びかけへの反応が悪い、起こせない、けいれん
  • 水分が取れず、尿が長時間出ない、涙が出ない
  • いったん良くなった発熱や咳が再び悪化する

大人

  • 強い息苦しさ、胸や腹部の持続する痛み・圧迫感
  • 意識がもうろうとする、起こせない、けいれん
  • 尿が出ない、立てないほどの強い脱力
  • いったん改善した発熱や咳が再び悪化する

これらがある場合は通常の予約を待たず、119番を検討してください。判断に迷うときは、東京都の救急相談センター#7119、子どもは#8000も利用できます。

当院で相談できること

永福町駅前みんなのクリニックでは、内科・小児科で、発熱、咳、のどの痛み、全身のだるさなどの診察を行っています。インフルエンザだけでなく、新型コロナウイルス感染症や他の呼吸器感染症でも似た症状が出るため、経過と診察を合わせて判断します。

呼吸状態や意識状態などから高次医療機関での評価が必要と判断した場合は、適切な医療機関への受診をご案内します。

受診時にあると役立つもの

  • マイナ保険証
  • お薬手帳または服用中の薬が分かるもの
  • 母子健康手帳(お子さん)
  • 体温、発症時刻、水分・尿、使用薬の記録
  • 家族内で発症している人の人数と診断内容

通常診療は予約優先です。WEB予約が満枠の場合も予約なしで来院できますが、待ち時間が長くなることがあります。予防接種・健診は受付方法が異なるため、各案内をご確認ください。

永福町駅前みんなのクリニック
〒168-0063 東京都杉並区和泉3丁目4-7
京王井の頭線「永福町駅」から徒歩3分
平日 9:00〜13:00/15:00〜19:00、土曜 9:00〜13:00
電話:03-3324-1000

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参考資料

※本記事は2026年9月22日時点の公表情報をもとに作成しています。症状や治療の必要性は個人ごとに異なります。

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