先に結論です。お子さんが発熱中にけいれんしたら、まず安全な場所で横向きにし、時計やスマートフォンで始まった時刻を確認してください。口に指・箸・タオルなどを入れたり、体を強く押さえたりしてはいけません。5分以上続く、繰り返す、呼吸や顔色がおかしい、けいれん後も意識が戻らない場合は119番です。
けいれん中・直後で次のいずれかがあれば119番
迷う場合も119番へ。緊急時は通常のWEB予約を待たないでください。
発熱に伴うけいれんの多くは、生後6か月から5歳ごろにみられる熱性けいれんです。ただし、家庭で「熱性けいれんだけ」と断定することはできません。髄膜炎・脳炎、低血糖、てんかん、頭部外傷など、別の原因でもけいれんは起こります。
日本小児神経学会の「熱性けいれん(熱性発作)診療ガイドライン2023」では、初期対応や長く続くけいれん、解熱薬、予防接種などが整理されています。けいれんが止まった後も、初回か、持続時間、左右差、意識の戻り、年齢などをもとに医療者が評価します。
| 行動 | 目安 |
|---|---|
| 119番 | 5分以上、繰り返す、呼吸・顔色が悪い、意識が戻らない、片側性、強い頭部打撲後 |
| 救急を含む当日受診 | 生まれて初めて、6か月未満または6歳以上、38℃未満で起きた、止まったが普段どおりに戻らない、強い頭痛・繰り返す嘔吐・首を動かしづらそうなどがある |
| 小児科へ相談 | 5分未満で止まり意識も戻ったが、発熱の原因や今後の対応を確認したい。過去に熱性けいれんがあり、今回も短時間で止まった |
日本小児科学会の「こどもの救急」でも、5分以上続く、意識が戻らない、唇の紫色が続く、何度も繰り返すなどを重要な確認項目としています。夜間・休日に判断が難しいときは、東京都では#8000(子ども医療電話相談)を利用できます。緊急性が高い場合は電話相談を待たず119番です。
動画を撮る場合も、撮影のために救急要請や安全確保が遅れないようにしてください。
当院は小児科・総合診療を掲げ、発熱の原因や全身状態の評価、けいれん後の診察、必要に応じた高次医療機関への紹介を行います。けいれんが続いている、意識や呼吸に異常がある場合は、当院の通常予約ではなく119番を優先してください。
受診時は、マイナ保険証または資格確認書、医療証、お薬手帳、母子健康手帳、体温とけいれんの記録をお持ちください。詳しい診療範囲は小児科のご案内、発熱時の受診判断は子どもの発熱の受診目安もご覧ください。
当院のご案内
所在地:東京都杉並区和泉3-4-7(京王井の頭線 永福町駅から徒歩3分)/電話:03-3324-1000
本記事は一般的な受診判断の参考情報です。個別の診断や治療の代わりにはなりません。症状が強い、判断に迷う、保護者が「いつもと違う」と感じる場合は、救急要請または医療機関へ相談してください。
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