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2018年もいよいよ夏になり、暑い日が続いていますね。
今回は、夏に代表的な、夏風邪をいくつかご紹介いたします。
代表的な夏風邪には、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎などがあります。
咽頭結膜熱はプール熱と呼ばれる事もあり、流行性角結膜炎は、はやり眼と呼ばれる事もあります。
#手足口病 エンテロウイルスが原因のウイルス性感染症で、病名の通り、手のひら、足の裏、
膝や臀部に水泡のような発疹が出ます。口の中には赤い発疹ができ、痛むこともあります。
比較的元気で、発熱も微熱で済むことが多いです。
#ヘルパンギーナ こちらもエンテロウイルスが原因のウイルス性感染症で、
喉に水泡のような、口内炎のような発疹ができ、強い痛みが診られます。
元気がなくなり、39度以上の高熱が出るのが特徴で、体に発疹は出ません。
熱は2~3日で収まり、治るのに1週間くらいかかります。
#咽頭結膜熱 こちらはアデノウイルスが原因のウイルス性感染症で、
アデノと呼ばれることも多い疾患です。
突然39~40度の高熱がでて、元気がなくなります。のどの腫れと、結膜炎が診られます。
熱は4~5日ほど続き、治るのに1週間くらいかかります。
#流行性角結膜炎 こちらもアデノウイルスが原因のウイルス性感染症です。
結膜(白目の部分です)が充血し、目ヤニが出たり、目がゴロゴロしたりします。
また耳の前にあるリンパ節が腫れたりすることもあります。
比較的元気で、熱は出ません。
ただし、感染力が極めて強く、治るのにも2週間くらいかかります。
これらはすべてウイルスが原因の疾患で、抗生剤のような根治的な薬が現在ありません。
治療は症状を緩和してあげる対症療法になります。
予防についてですが、夏風邪は冬の風邪と異なり、経口感染が多いと考えられます。
手洗いうがいなどを心がけるのはもちろんですが、トイレや、洗面所、入浴時の
タオルを使いまわすのもやめましょう。
また、免疫力が低下する睡眠不足や不規則な食事も注意しましょう。
以上、夏によくみられる風邪をご紹介いたしました。
夏は体力を消耗しやすい時期です。これらの症状があった場合、いつでも受診ください。
今後とも、永福町駅前みんなのクリニックをよろしくお願いいたします。
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