東京都では2026年10月、子どものRSウイルス感染症の報告が増えています。東京都感染症情報センターの週報では、第41週(10月5日〜11日)の定点当たり報告数が1.22(322件)で、前週の0.81(211件)から増えました[1]。RSウイルスは、生後1歳までに半数以上、2歳までにほぼ100%の子どもが少なくとも1回は感染するとされ、多くは鼻水や発熱で数日のうちに治りますが、初めてかかる赤ちゃん、特に生後6か月以内では細気管支炎や肺炎になることがあります[2]。
この記事では、厚生労働省のQ&Aと東京都の週報をもとに、RSウイルスの症状と経過、家庭で見ておきたいサイン、受診の目安、上のお子さんから赤ちゃんへうつさない工夫をまとめました。永福町・西永福・明大前・浜田山・方南町・下高井戸方面で、赤ちゃんや小さなお子さんを育てているご家庭に向けた内容です。
RSウイルス感染症は呼吸器の感染症で、何度も感染と発病を繰り返します。潜伏期間は2〜8日(典型的には4〜6日)で、発熱や鼻水などが数日続き、多くは軽症で自然に治ります[2]。近年は夏から増えて秋にピークがみられ、2021年以降は春から初夏にも増加が続いています[2]。発症の中心は0歳と1歳で、年長のお子さんや大人の再感染は軽い症状が多く、RSウイルスだと気づかれないこともあります[2]。
感染経路は主に接触感染と飛沫感染です。感染した人との直接の接触や、ウイルスが付いたドアノブ・手すり・おもちゃなどに触れた手で口や目を触ること、咳やくしゃみ・会話の飛沫を吸い込むことで広がります。麻しんや水ぼうそうのような空気感染はしないと考えられています[2]。
厚生労働省のQ&Aでは、初めて感染した乳幼児のうち約7割は鼻水などの症状だけで数日のうちに治り、約3割では咳が悪化して、ゼーゼーという喘鳴や呼吸困難が出るとされています[2]。重くなると細気管支炎や肺炎に進むことがあり、重い合併症として無呼吸発作や急性脳症が挙げられています。生後1か月未満では症状が典型的でなく診断が難しく、突然死につながる無呼吸発作を起こすことがある、とも記載されています[2]。
| 特に注意が必要とされる方[2] |
|---|
| 生後6か月以内の赤ちゃん |
| 早産で生まれたお子さん、生後24か月以下で心臓や肺に基礎疾患があるお子さん、神経・筋疾患や免疫不全のあるお子さんなど、重症化リスクの高い基礎疾患のある小児 |
| 慢性呼吸器疾患などのある高齢の方(看護する保護者や医療スタッフも、大量のウイルスにさらされると重くなることがあります) |
RSウイルスには特効薬がなく、治療は酸素投与・点滴・呼吸管理など症状を和らげる対症療法が基本です[2]。だからこそ、家庭では「呼吸」と「水分」を見ておくことが大切になります。
厚生労働省のQ&Aでは、機嫌がよくつらそうでなければ慌てずに様子をみるか、かかりつけ医に相談し、呼吸が苦しそう、または食事や水分がとれない場合は受診を検討するとされています。迷う場合や夜間・休日は、「こどもの救急」のサイトを参照するか、#8000(こども医療相談)に相談します[2]。東京都の小児救急相談(#8000、ダイヤル回線・IP電話は 03-5285-8898)は、月〜金は午後6時から翌朝8時まで、土・日・祝日・年末年始は午前8時から翌朝8時まで、看護師や保健師等が電話で相談に応じ、必要に応じて小児科医師も答えます(電話相談のため、医師による診断ではありません)[3]。
| お子さんの様子 | 目安 |
|---|---|
| 鼻水・軽い咳はあるが、機嫌がよく、母乳・ミルク・水分がとれている | 家庭で様子をみながら、心配なときは診療時間内に受診 |
| 咳がひどくなってきた、ゼーゼー・ヒューヒューという音がする、哺乳量が普段の半分くらいに減った | 早めに受診(当院は平日19時まで・土曜13時まで。発熱の方は事前のお電話なしで来院できます) |
| 呼吸が速い・肩で息をしている・胸やみぞおちがペコペコへこむ、顔色や唇の色が悪い、ぐったりして水分がとれない、おしっこが半日以上出ない | 夜間・休日でも受診。迷うときは #8000、急を要すると感じたら 119番 |
| 呼吸が止まる・止まりそうになる(特に生後数か月まで) | すぐに 119番 |
表の「お子さんの様子」は、厚生労働省のQ&Aの「呼吸が苦しそう」「食事や水分がとれない」を家庭で見分けやすいように言い換えたものです。診断は診察で行いますので、心配なときは早めにご相談ください。
保育園・幼稚園に通う上のお子さんが鼻水や咳をしているとき、その「鼻かぜ」がRSウイルスのこともあります。厚生労働省のQ&Aでは、症状がある人はできるだけ乳幼児との接触を避けることが発症予防につながるとし、次の対策が挙げられています[2]。
また、2026年度から、妊婦の方へのRSウイルスワクチンの接種が予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。妊娠中に接種すると、生まれてくる赤ちゃんのRSウイルス感染を防ぐことができるとされています[2]。妊娠中の方は、かかりつけの産婦人科や杉並区の予防接種の案内でご確認ください。早産のお子さんなどには、流行期に毎月注射する抗体製剤(保険適用)があり、対象かどうかは出産した病院やかかりつけ医にご相談ください[2]。
永福町駅前みんなのクリニックでは、小児科で赤ちゃん・お子さんの咳・鼻水・発熱の診察を行っています。発熱のお子さんは、事前のお電話なしでそのまま来院いただけます(院内に隔離室があります)。院内にはコンプレッサー式のネブライザー、レントゲン室、赤ちゃん用の体重計があり、診察のうえで必要と判断した検査や処置をご案内します。授乳室・おむつ交換台もあります。
| 受診・接種の区分 | 平日 午前 | 平日 午後 |
|---|---|---|
| 診察(小児科・内科) | 9:00〜13:00 | 15:00〜19:00 |
| お子さんの定期接種 | 受付 12:40まで | 受付 18:40まで |
| 任意のインフルエンザの注射(大人など) | 受付 12:30まで | 受付 18:30まで |
土曜は9:00〜13:00の診療です(土曜午後・日曜・祝日は休診)。診察は原則として予約なしで受診できます。赤ちゃんの受診と同じ日に、看病で体調を崩した保護者の方や、きょうだいの診察も受けられます(親子で受診する日の準備)。咳の種類で迷うときは、子どもの「ケンケン」という咳(クループ)、子どものマイコプラズマ肺炎の記事もご覧ください。夜に熱が出て迷うときは子どもの熱、今すぐ受診?明日まで待てる?に目安をまとめています。
A. 診断は症状と診察の所見をもとに行い、検査が必要かどうかは年齢や状態によって診察で判断します。治療は特効薬がなく対症療法が基本のため、検査の結果にかかわらず、呼吸の状態と水分がとれているかを見ていくことが大切です。
A. 生後6か月以内の赤ちゃんは重くなりやすいとされています。上のお子さんと赤ちゃんの接触をできるだけ減らし、家族は赤ちゃんに触れる前に手を洗い、咳や鼻水のある人はマスクをしてください。赤ちゃんに鼻水・咳が出てきたら、哺乳量と呼吸の様子を見て、哺乳が減る・呼吸が苦しそうなときは早めに受診してください。
A. RSウイルスでは熱が目立たなくても、咳の悪化や喘鳴(ゼーゼー)が出ることがあります。ゼーゼーが聞こえる、呼吸が速い、哺乳や食事が減っているときは、熱の有無にかかわらず受診してください。
A. 発熱の方は事前のお電話なしで来院いただけます。院内に隔離室があります。平日は19時まで、土曜は13時まで診療しています。
東京都では2026年10月、子どものRSウイルス感染症が増えています(第41週 定点当たり1.22、前週0.81)。2歳までにほぼ全員がかかる身近なウイルスで、多くは鼻水と発熱で治りますが、生後6か月以内の赤ちゃんは細気管支炎や肺炎になることがあります。呼吸が苦しそう、哺乳・水分がとれないときは受診し、夜間・休日に迷うときは #8000 へ。永福町駅徒歩3分の当院では、発熱のお子さんも事前のお電話なしで来院いただけます。
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永福町駅前みんなのクリニック(総合診療・内科・小児科・外科・小児外科)
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お電話:03-3324-1000(小児科のご案内)
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発熱の方は事前のお電話なしで来院できます。平日は原則として予約なしで受診できます(平日19時まで・土曜13時まで)。下のボタンは診察のWEB予約です。
お電話でのご相談:03-3324-1000
この記事は2026年10月17日時点の公開情報をもとに作成した一般的な情報です。診断や治療の要否は診察で判断します。急を要すると感じたときは 119番 へ連絡してください。
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