赤ちゃんが受ける結核の予防接種「BCG」。この3文字は「Bacillus Calmette-Guérin(カルメットとゲランの菌)」の頭文字で、ワクチンを作った2人のフランスの研究者の名前が入っています[1]。厚生労働省も、BCGは結核を予防するワクチンの通称で、開発したパスツール研究所の研究者の名前を冠した菌の名前だと説明しています[2]。
2人がこの菌を作り上げるまでには、13年という時間がかかりました。その道のりをたどります。
アルベール・カルメットは、1897年にフランス北部の町リールに着任し、新しくできたパスツール研究所の支所の所長になりました。一緒に研究したカミーユ・ゲランは、獣医学校を卒業した24歳の若い獣医師でした[1]。BCGの「C」がカルメット、「G」がゲランです。
2人が使ったのは、結核にかかった牛から取り出した菌でした[1]。厚生労働省も、BCGは本来牛に感染する牛型結核菌を、時間をかけて弱めたものだと説明しています[2]。「ワクチン」という言葉が牛に由来することはワクチンの語源のトリビアで紹介しましたが、BCGも牛とつながりのあるワクチンです。
1908年、2人はこの菌を、じゃがいもと牛の胆汁で作った培地で育て始めました。そして3週間ごとに、新しい培地へ植え継いでいきました[1]。
はじめのうち、菌が病気を起こす力はむしろ強くなりました。弱まり始めたのは、植え継ぎが30回ほどになったころからです。2人はそのまま作業を続け、13年、230回の植え継ぎの末に、病気を起こさない菌にたどり着きました[1]。牛で試すと、病気を起こさずに、結核への免疫をつけることが確かめられました[1]。
このワクチンが初めて人に使われたのは、1921年7月です。相手は、母親が結核にかかっていて、命の危険があると考えられた赤ちゃんでした。赤ちゃんは無事で、その後の数年で数百人の赤ちゃんが接種を受けました[1]。1924年には「BCG」の名前で大量に作られるようになります[1]。
日本にBCGの菌が来たのも1924年です。北里研究所の志賀潔がヨーロッパへ渡ったときに、カルメットから分けてもらって持ち帰りました。1938年からは国内の多くの施設が加わった共同研究が行われ、結核を予防する効果が確かめられました[3]。
最初の接種から100年あまり。BCGは今も、赤ちゃんの定期接種のひとつです。杉並区では、対象は1歳になるまで、回数は1回、標準的な接種年齢は生後5か月から8か月です。予診票は東京23区内の契約医療機関で使えます(三鷹市・武蔵野市では使えません)[4]。
接種の時期や接種後の経過は、杉並区のBCGのよくある質問の記事にまとめています。生後2か月から始まる予防接種の全体は、赤ちゃんの予防接種は生後2か月からの記事をご覧ください。
当院(永福町駅徒歩3分)は、BCGを含むお子さんの定期接種を行っています。定期接種は、平日は原則として予約なしで受診・接種できます[5]。赤ちゃんの接種の日に、ごきょうだいの定期接種や、保護者・祖父母の方のインフルエンザ予防接種も同じ日に受けられます。平日は予約なしで、生後6か月のお子さんから65歳以上の方まで、インフルエンザの注射を受けられます。
| 平日 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 診療時間 | 9:00〜13:00 | 15:00〜19:00 |
| お子さんの定期接種(BCGなど)の受付 | 12:40まで | 18:40まで |
| 65歳以上の方の区のインフルエンザ(定期接種)の受付 | 12:40まで | 18:40まで |
| 任意のインフルエンザの注射(大人など)の受付 | 12:30まで | 18:30まで |
土曜の診療は9:00〜13:00です。土曜の予防接種は予約制で、お子さんは接種を受ける人数分の予約枠が必要です。持ち物は、母子健康手帳と杉並区の予診票(冊子)です。当院で受けられるワクチンは予防接種のページに載せています。
永福町駅前みんなのクリニック(総合診療・内科・小児科・外科・小児外科)
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診療時間:月〜金 9:00〜13:00/15:00〜19:00、土 9:00〜13:00(土曜午後・日曜・祝日は休診)
お電話:03-3324-1000
永福町駅 徒歩3分|内科・小児科・外科
お子さんの定期接種は、平日は原則として予約なしで受診・接種できます(受付 午前12:40・午後18:40まで)。下のボタンは診察のWEB予約です。
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この記事は一般的な読み物です。接種できるかどうかは、当日の予診・診察で確認します。
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